沈香
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ベトナムと
六国五味沈香について
ベトナムをはじめ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、マレーシア、インドネシアの東南アジア六国は、良質な沈香の産地として知られています。特にベトナム産の沈香は国香(クォンアン)と呼ばれ、甘く深みのある香りが特徴で、日本でも茶道や香道で珍重されています。 沈香の香りは「六国五味」で分類されます。「六国」は産地(伽羅、羅国、真那伽、真南蛮、寸聞多、佐曾羅)、「五味」は辛・甘・酸・苦・鹹を指し、それぞれ異なる風合いを持ちます。例えば、ベトナムの「奇楠(キナム)」は甘く涼やかな後味が魅力です。 日本の「香木文化」では、沈香は心を鎮める「和の精神」と結びつき、禅や茶の湯でも活用されます。産地ごとの個性を楽しむことが、沈香の奥深さと言えるでしょう。




伽羅
特別な魅力
伽羅は「沈香の王様」と呼ばれ、最高級の香木として古くから珍重されてきました。主にベトナムやカンボジアで採れ、深みのある甘く複雑な香りが特徴です。特に「黒伽羅(くろきゃら)」は、樹脂が凝縮し、ほのかな苦味と芳醇な甘さが調和した逸品。日本の香道では、伽羅は「六国五味」の頂点に位置し、茶席や寺院でも重宝されます。わずかな香木で空間を清めるその力は、まさに自然の恵み。心を落ち着かせたい時に、伽羅の香りは最高の贅沢です。

- Special charm
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